IT企業のボーナス事情

ボーナスとは、働きぶりに対する対価として支払われるものです。
2012年夏のボーナスの平均金額は約61万円と、2011年夏と比べると6万5000円も低くなっています。さらに深刻なのは、地方企業や中小企業ではそもそもボーナスを出す企業が半分を切ったそうです。つまりは、「もらえるだけまし」ということにもなってきています。

それでは、一般的なサラリーマンより平均年収が高水準であると言われるIT企業は一体どうなのでしょうか。
IT企業の2012年夏のボーナス平均は58万2200円です。2011年夏の平均は54万8300円なので、少し上がっていることがわかります。
さらに企業別にも見てみると、ボーナスが高いのはやはり年収も高いとされる金融・保険系・マスコミ・化粧品会社・大手電機企業・不動産・建設業といった顔ぶれ。しかしこの中に、IT企業も食い込んできているのです。時代を創り発展させていく役割が、やっと名実ともに認知されてきたように思います。

しかし、IT業界で働く人達は実際にもらったボーナスの金額に対し、自分が行った仕事の対価としては安い、と考えている人も多数いるようです。
時代を切り開くIT技術ですから、たくさんの苦労や努力もあることでしょう。そう考えると、もしかしたらエンジニアたちの言うとおり、もう少し出してあげてもいいのかも、とも思ってしまいます。
しかし、IT業界は人材不足が慢性的な問題となっており、また若い業界でもあるため、明確なルールや仕組みがまだあまりありません。そのため、様々な面で伸びしろがある業界であるとも言えます。

景気にも左右はされますが、基本的には伸び続けている業界なので、これからもボーナスや基本給は上がっていく可能性があります。IT業界にはのびしろがまだまだあるので、高収入やボーナスが期待できる業界だと思います。

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