ITコストの削減

最近の不景気で会社のいたるところの経費、コストカットが声高に叫ばれていることでしょう。特に標的にされやすいのは、実際はどうかというのはさておき、コストがかかりすぎていると思われている分野や、あまり理解されていない分野です。
それがなにかというと、IT関連の項目がその標的になりやすいようです。

そもそもITコストとは一体どのようなものかというと、ハードウェア費用、ソフトウェア費用、移行費用、人件費、外部委託費などがあります。
そして売上に対してのITコストは、金融が5.5%で一番使われています。
これは商品そのものがITであるため、IT化が進んでいるためです。それから電気、水道、ガス、通信サービスなど重要インフラが1.44%となっています。
これはシステム障害時に社会に影響が多大なため支払われるサービスが高額になります。次いで、サービス業、不動産、情報処理で1.17%となっています。
情報を扱うのでこれもIT化している傾向があります。

逆にIT化が進んでいない分野としては商社、小売などの流通(物が商品なのでIT化が限定的)や、一次産業などがあげられます。
ITコストがかかるということは逆に言えばIT技術を使いこなしているということになります。しかしITコストがかかりすぎている、と感じるのであれば、使いこなしているとは言えず、むしろ無駄があるのかもしれません。

でも現場からしたら、これ以上切り詰めたらどうにもならない、という状態かもしれません。まずはITコストをしっかりまとめ分析することが大事です。それからITコストのスリム化チェックというものがネット上にあるのでやってみるのもいいかもしれません。
フリーエンジニアのライバルがいる方は、企業への営業だけでなくコスト削減にも目をつけておきたいところですね。